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シアトルサイダー ドライ

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我々が「サイダー」というと何を思い浮かべるでしょうか?
まず間違いなく三ツ矢サイダーの炭酸ジュースだと思います。私もそうです。

アメリカでは、クラフトビールブームは一旦落ち着いてきており、ここ数年ではサイダーが盛り上がっていると聞きます。ここで言う「サイダー」とは、リンゴやブドウなどの皮についた野生の酵母(※)を使って果肉内の糖を発酵させて作った果実酒のこと。
シャンパンとよく似た、飲みやすく果物の酸味がしっかりある爽やかな飲み口。
サイダー専門のブルーパブまで生まれ、日本のチューハイやサワーのような飲まれ方で、女性や若者中心に親しまれています。

※現在はビールと同じく培養酵母が主流です。


日本では「シードル」というフランス語名が一般的でしょうか。
どこの企業か忘れましたが、数年前流行らせようとしましたが結局失敗してしまいました。

ということで、今回はビールではなくシードルです。


日本語の商品説明文が見つからなかったので、デビルクラフトさんの開栓エントリのリンクを貼っておきます。

Seattle Cider | デビルクラフト - クラフトビール&シカゴピザ

「ドライ」というシンプルな名前が面白いですね。名前の通り飲み口がドライなのかな。
そしてこの商品、缶なんですよね。シードルで缶をお目にかかるのはこれが初めてです。アメリカのお酒はどんどん缶に切り替わっていっていますね。

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透き通った液体。
スパークリングワインのような泡立つサイダーを想像していましたが、ジョボジョボと注いだのにも関わらず適度な発泡。見た目は白ワインのようです。
ワインのような渋みを兼ねた酸味、やや強いキレ。がっつり発酵しているせいか甘みはかなり抑えめ。フレッシュな口当たりで後味はスッキリと抜けていきます。
甘ったるいサワー系と違って非常に飲みやすく、気持ち良くジャブジャブ飲めてしまうサイダーです。

日本でも長野や青森など果物の産地があるので、今ならもう一度地ビールならぬ地シードルのチャンスがもしかしたらあるかも…?

商品名:Seattle Cider Dry
原産国:アメリカ
スタイル:サイダー
アルコール分:6.5%