飲んだ - シュナイダーTAP-X (ポーターヴァイセ)
今日の。今年のタップXはポーター+ヴァイツェン。華やかだけどポーターのように飲みやすい pic.twitter.com/3NKZwade7I
— きたかみ! (@north_god) April 25, 2014
シュナイダーの通年商品は、注ぎ口(タップ)の番号を表すTAP1~TAP7で名前が付けられていますが、毎年毎年違うコンセプトで作られる限定商品はTAPX。2014年はイギリスのポーターとのコラボレーションビールです。
今日はこれを開けちゃいます。
小麦ビール専門の老舗醸造所シュナイダー社が誇る完全限定醸造品。2014年のTAPーXはドイツとイギリスの融合!シュナイダー社の社長と、その友人であるイギリスの醸造家のアイデアで生まれた全く新しいスタイル。
ダークチョコやコーヒーを思わせる香ばしいローストアロマに加え、南ドイツのヴァイツェン由来のレーズン、ナッツ、レッドベリーのようなエステル香が感じられます。
日本のビールで異なる商品を混ぜあわせて別の商品になるケースは、居酒屋で勝手にハーフ&ハーフを作る以外にあまり見かけることはあまりありませんが、敢えて同じ種類のお酒を混ぜてより美味しいものを作ることはありふれています。ベルギーのランビックなんかはブレンド専門の技術者がいますし、「もやしもん」最終巻では主人公たちが作った日本酒と別の日本酒を混ぜるエピソードが描かれていましたね。
今回のビールはヴァイツェン+ポーター。白ビールと黒ビールの融合なので大変興味深いですし、どちらも私が大好きなスタイルなので楽しみです。
紙の封がされている王冠。「飲まずにはいられないッ!」
開けた瞬間から期待通りの華やかな香り。色は普通のヴァイツェンには無い濃いダークブラウン。
シュナイダーらしい甘くて酸味のあるコクに加えて、コーヒーのような香ばしさもあります。これはチーズとの相性が最高でしょう。
シュナイダーのビールは強烈な小麦の華やかさ、バナナのようなフルーティさが魅力でもあるのですが、ポーターのローストの風味や気軽な飲みやすさ混ざることで複雑な味になっているのにも関わらず、何かが突出した感じも無い不思議なバランスになっています。
何も教えられずに飲んでスタイルを聞かれても、私には恐らくヴァイツェンと即答できないでしょう。ユニークなビールでした。