飲んだ - ポーランドミード プウトラク ヤドヴィガ
本日の。十年漬けのミード pic.twitter.com/TSVjXWiapV
— きたかみ! (@north_god) March 14, 2014
今回は趣向を変えて、ビールではないお酒。ホワイトデーに妻に贈ったミードを紹介します。
ミードとは蜂蜜を原料にした醸造酒で、日本ではリキュール類に分類されますが、寧ろワインに近い作り方のお酒です。
ポーランドでは昔から王侯貴族だけに振舞われる秘伝の酒として受け継がれてきた蜂蜜酒『Miód Pitny(ミュウト・ピトヌィ)』
この度、日本で初めて本格的に「ミール・ミィ」の店頭、そしてネットショップにて販売できることになりました。
種類はまず3種類。なかでもこの「ヤドヴィガ」は1リットルの水に対し、710グラムのハチミツが使われている贅沢なもっとも濃厚なタイプです。
10年以上かけて醸造されたお味はハーブとスパイスが効いた濃厚で奥行きのある甘さと香りが特徴です。
ラズベリーとローズヒップシロップを加えて熟成させた味は「女王」と呼ぶにふさわしい芳醇さです。
ぜひ、ストレートや氷を浮かべたロックでお楽しみください。
ポーランドの伝統工芸である柳細工のデコレーションボトルはプレゼントにもインテリアにも最適。
ポーランド国内外の様々な賞を受賞したApisを代表する銘柄です。
ケルト民族の時代、森の民だった彼らは蜂蜜を潤沢に手に入れることができたので蜂蜜酒を多く親しんでいました。ただ、蜂蜜は生活に重要な食材でもあったため全てお酒に消費していたわけではなく、庶民は穀物を混ぜた「エール」を、限られた貴族だけが純粋に蜂蜜だけを使った「ミード」を飲んだと云われます。今回のお酒は、後者の貴族向けに作られた本物のミードというわけです。
ミードはファンタジー作品にもちょくちょく登場し、ゲーム「スカイリム」でも繁盛して恨みを買った蜂蜜酒醸造所の樽に毒を仕込んで来いなどというクエストがあったりなど(達成するとミードの試飲会で醸造主は恥をかき・・・)、もしかすると花型商売だったのかもしれませんね。
ちなみに、このエールが今日のエールビールの前身とも云われ、ブリテンが古代ローマの統治下になっても高価なワインの代用酒として庶民には穀物のエール酒が主流でした。
グラスに注ぐと、どろり質感のある琥珀色が広がって本当に美しい。
一口含めば蜂蜜の甘味が口いっぱいに広がり、アルコールと熟成された蜜の上品な香りが鼻をくすぐります。黄色のクマも夢中になること間違い無し。アルコール分16%程度なのに、ショットグラスでちびちび舐めるだけでも十分な満足感を得られます。かなり奮発して選んだのですが、これだけ長い時間楽しめるなら納得の内容です。
大事に飲んでもらえると嬉しいですね。
商品名:Półtorak Jadwiga oplot
原産国:ポーランド
スタイル:蜂蜜酒
原材料:ハチミツ:百花蜜
アルコール分:16%