飲んだ - ブリュードッグ オールドワールド IPA
二杯目。ワンピースっぽいラベルデザイン pic.twitter.com/Y1wsVes7Br
— きたかみ！ (@north_god) January 23, 2014またまたホップの魔術師ブリュードッグの犯行。いつものラベルデザインとは異なり、Johanna Basfordさんというスコットランドのイラストレーターが手がけた大航海時代を思わせるイラストがラベルになっています。（スタバのカップによく落書きしている人ですね）
IPAは今を遡ること200年ほど前、大英帝国が発展する過程でインドへの長い航海に耐えられるように造られた高ホップ、高アルコールのペールエールです。今回は英国産の麦芽とホップのみを使用し醸造しました。
グラスに注ぐとセピアオレンジ。懐かしい写真を入れた木箱を開けたような、甘酸っぱく香ばしい芳香がパフっと舞い上がります。
一口含むと、粒がごろっとしたマーマレード、そして松の樹脂に絡まるレザー表皮の光沢。優しく撫でるビーチの潮風。柔らかく大らかなホップビターは、船室のキャビンに積まれた南国フルーツの山のようで、甘美なビタースイート。ビターレモンやグリ-ンアップルの清々しさも顔を出し、ハチミツを滲みこませたパンのような穏やかなフィニッシュ。長い航路の船旅を彷彿とさせる抒情詩IPA！
飲んで思ったのは、大変情緒的なビールだということです。モルトとホップからみ出された様々なキャラクターが幾重にもなって鼻と舌を楽しませてくれます。交易品をたっぷりと詰め込んだ船倉はもしかするとこんな匂いがするのかもしれません。謳歌的でドラマチック。
あまりにも多くの味が渦巻いていて、私の少ない語釈ではちょと表現しきれないビールでした。情報量が多過ぎて軽くパニックになりそう。
大航海時代などに思い入れがあると、もうちょっと何かを感じられたのかもしれませんね。
商品名：ブリュードッグ オールドワールド IPA
原産国：イギリス（スコットランド）
スタイル：IPA
原材料： 麦芽、ホップ
アルコール分：7.5%
