呑んだ - サミュエル・スミス・オーガニック・ラガー
今日の一杯。胸やけしていたのが爽やかになるピルスナー pic.twitter.com/rXSXJAnwRu
— きたかみ! (@north_god) December 9, 2013
有機栽培が持て囃されはじめてもはや久しいですが、ビールの世界でもオーガニックビールはよく見かけます。有名どころならブラスリーやシュナイダー、日本ではサッポロや銀河高原などメジャーどころも作ったことがありますね。
有機農産物加工酒類。
麦の香り、固さのある苦みとキレも感じられるカチッとしたブリティッシュラガー。
有機栽培原料だから特別うまくなるとは思いませんし、オーガニックだろうがアルコールには変わらないので飲み過ぎは毒なわけですが、健康志向キーワードはメッセージ性があります。ビールファンとしてはここからアルコールを楽しむ切っ掛けになるなら喜ばしいことです。
かといって、イベント市場などでオーガニックをいいことにべらぼうな高さで売ってるところを見かけるととげんなりしてしまいますが・・・。
サテ、今回のビール。開栓してみますと、フワッと麦の香りが周囲を漂います。ん、この匂いはキリンラガーの"あの"感じによく似ているような?
口に含むと、フルーティさなど一切無いはっきりとわかりやすい苦味とキレが口に広がります。発泡感も強烈。麦の風味もしっかりあるのに後口は炭酸水のように爽快さだけが残ります。こう書くと発泡酒ぽいとも伝わってしまうかもしれませんが、香り高さとそこから来る爽やかさは発泡酒や第三なんかでは絶対に味わえません。
これはもう冷やして飲むのがベストです。グラスにちょっと残った滴が、一時間後にはすっかり酸化してしまって嫌な臭いを放ってしまいます。ピルスナーは出されたらゴクゴクと呑み切るのが一番ですね。
あと余談ですが、個人的には垢抜けてない感じのラベルが好みですね。フォント使いの古臭さが地ビール感を引き立ててとてもツボです。